オーム社eBook Storeのブログ

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「プロが選んだ名著」を電子版で

こんにちは。都内はだいぶ気温が下がってきました。風が冷たいです。

さて、2012年に翔泳社から発行された『100人のプロが選んだソフトウェア開発の名著 君のために選んだ一冊』という書籍があります。 ソフトウェア開発に造詣の深い100人の方が、ソフトウェア開発者および技術者に読んでほしい、お勧めしたい書籍を1冊選び、紹介しているというものです。ありがたいことに、オーム社から発行された書籍も何冊か紹介していただきました。

紹介してくださった方がなぜ「この本をおすすめしたい」のかについては上記の書籍をお読みいただくとしまして、今回はそのなかからオーム社eBook Storeで購入できるものを紹介します。

『100人の~』発行時はピアソン・エデュケーションからの発行でしたが、2014年にオーム社から新装版として再発行されました。 当時と同じ訳者の皆さんが丁寧に再度目を通してくださった新装版は、巻末に日本語版のみの書き下ろし「Java のバージョンアップに伴うリファクタリングをめぐる環境の変化」もついています。 ちなみに紙版のほうではありますが、開発者向けのカンファレンスDevelopers Summit 2015(主催:翔泳社)における「ITエンジニアに読んで欲しい!技術書・ビジネス書 大賞 2015」にて、審査員特別賞を受賞しました。

Rubyは「メリーポピンズ」、Ioは「フェリスはある朝突然に」、Prologは「レインマン」、Scalaは「シザーハンズ」、Erlangは「マトリックス」、Clojureは「スターウォーズV 帝国の逆襲」、Haskellは「Star Trek」。本書は、7つのプログラミング言語の特徴を、映画や物語になぞらえて紹介するという、少し変わった書籍です。新しい言語を習得したい方、プログラミングの幅を広げたい方に手に取ってほしい一冊です。 姉妹本、というほどではありませんが、『7つのデータベース 7つの世界』もおすすめです!

この本も、『100人の~』発行時はピアソン・エデュケーションから出ていました。オーム社での再発行に伴い、装丁も中身もフルリニューアル、すべて新訳でお届けしています。ピアソンのほうを紙版で持っているから……という方も、今度は電子版でいかがでしょうか?

『アジャイルプラクティス』(紙版)の発行は2007年です。『100人の~』で紹介していただいたのが5年後の2012年。そしてその3年後にこの記事で紹介していますが、未だ色あせない内容です。天使と悪魔の言葉に耳を傾けながら、日々の仕事にお役立てください。

この本は日本語の書名をつける際、原題の“The Passionate Programmer”の「Passionate」を、日本語でどのように表したらよいのかで、とても悩みました。一時は「プログラマ道」(装丁は剣道の写真)という案もあったのですが、原著者のChad Fowler氏に伺ったところ、「Passionateだよ! まさにPassionateだ!」という熱いお言葉をいただいたので、そのまま「情熱プログラマー」となりました。

クリスマスのプレゼントに、年末年始の読書用に、新年から新しいことを始めたいときに。この機会に覗いてみてください。

Ruby関連の本を電子書籍で

こんにちは。今回は、オーム社eBook Storeで購入できる、Ruby関連の書籍を紹介します。

VMベースのインタプリタ型言語処理系であるRubyがコードをどのように解釈し、どうやって実行するかを解説した書籍、No Starch Press社“Ruby Under a Microscope”の日本版です。
日本Rubyの会理事の島田浩二さんと角谷信太郎さんの翻訳に加え、日本語版には、Rubyの開発者であるまつもとゆきひろさんの序文とYARVの開発者である笹田耕一さんの書き下ろし付録がついています。

このような方におすすめ!

  • 言語処理系が動作する仕組みを学びたいと考えている方プログラマ
  • アプリケーションの動作基盤であるrubyが動く仕組みを理解したいと思うものの、コンパイラの教科書はハードルが高いと考えているRailsユーザなど

1週間で1つの新しい言語を学ぶ書籍、“Seven Languages in Seven Weeks”を、まつもとゆきひろさんの監訳で読むことができます。言語の特徴を映画の登場人物になぞらえて、Ruby、Io、PrologScalaErlangClojureHaskellという個性的な7つの言語を紹介している、一風変わった構成となっています。

このような方におすすめ!

  • ソフトウェア開発に従事していて、プログラミングの幅を広げたい方
  • プログラミングに興味のある、もしくはその面白さに気づいた学生の方

「分散オブジェクトシステムについての前提知識は必要なし。Rubyについては文法や標準のクラスライブラリについてほぼ理解していて、簡単なツールが書ける程度の知識があることが望ましい。(本文より)」。本書は、Rubyで書かれた分散オブジェクトフレームワークであるdRubyの解説書です。作者である関将俊さん自らの書き下ろしであるこの本は、Rubyの仕組みを理解し、アプリケーションを作りたい人に最適です。

このような方におすすめ!

  • RubydRubyでアプリケーションを書きたい人
  • 分散システムやマルチスレッドプログラミングに好奇心をかきたてられる人
  • J2EEなどちょっと大掛かりなシステムに疑問を感じている人
  • クライアント/サーバ型のネットワークプログラミングやCGI/JSP/ASP/Servletなどウェブプログラミングに興味のある人

週末の読書のお供に、いかがでしょうか??

早くも増刷! 『進化計算と深層学習 創発する知能』

こんにちは。2015年10月に発行された『進化計算と深層学習 創発する知能』ですが紙版のほうが早くも増刷となりました。ありがとうございます!

本書の編集者による紹介はこちら

また、下記の関連書籍の電子版が、オーム社eBook Storeにて発売しております!

リニューアルキャンペーン終了のお知らせ

リニューアルキャンペーン終了のお知らせ

2015年11月17日から11月30日まで開催していたオーム社eBook Storeリニューアルキャンペーンセールは、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。ご利用いただいたみなさま、情報を共有してくださったみなさま、ありがとうございました。また、このキャンペーンの実現にご協力・ご尽力くださった関係者の方々にも、あらためて感謝いたします。

これからも引き続き、みなさまのお役に立つ電子書籍ストアを目指して企画運営を進めていきたいと思います。今後とも、オーム社電子書籍eBook Storeをどうぞよろしくお願いいたします。

eBook Storeスタッフが選ぶ 注目商品

こんにちは。オーム社eBook Sotreにご来店くださり、まことにありがとうございます。 さて今回は、リニューアルキャンペーンとして特別価格でご提供している書籍のなかでも、スタッフがとくにおすすめしたい5点の紹介をします。

まずはこの本。『dRubyによる分散・Webプログラミング』 本書は、dRubyの作者である著者の書き下ろし書籍です。発行は2005年ですが、その内容は10年経った今でも色あせることはありません。 一部では「幸福の王子本」とも呼んでいただいています。

『実践 反復型ソフトウェア開発』 オーム社のソフトウェア開発本はその多くが翻訳書ですが、本書は日本語の書き下ろしです。たくさんの図版とともに、ソフトウェア開発プロジェクトを制御するために理解すべき原則と、従うべき規律を説明しています。今もソフトウェア開発者として活躍している著者が現場で培った「動くソフトウェアを顧客に届けるための知識」は、一読の価値ありです。

『製造現場の事故を防ぐ安全工学の考え方と実践』 工場で起こった爆発事故をきっかけに安全工学を取り組み始めた著者による、製造現場での安全管理に焦点をあてた本です。事故を防ぐには、危機を回避するには組織や仕組みがどうあるべきか。事故調査を通しその視点で書かれた文章は、自らの体験から、事故を未然に防ぎたいという著者の想いと考えが伝わってきます。

『FLASHアニメーション制作バイブル』 アナログでセルを描いていた時代からアニメーションの現場で活躍されていたアニメーター、A.e.Suckさんがお届けするアニメーションの基本を解説したものです。書名に「FLASH」とありますが、その中身には「アニメーション」という表現を最大限効果的にするために必要な基本的な知識が、丁寧なイラストとともにきちんと書かれています。また本文だけでなく、コラム部分にも「表現する人」からのアドバイスがたくさん書かれています。

『映像編集入門 ―動画を自在に操るコツ―』 「動画を配信する」というハードルは、ここ数年でぐぐっと下がってきました。不特定多数に見せるにしろ、身内だけで楽しむにしろ、せっかくだから見やすい編集をしたい、観る人を引きつける作品を作りたい。本書は、そんな人のためにあります。映画の編集理論を基本に、映像編集にふさわしい素材の準備、タイトルやテロップの入れ方など、映像を編集するための知識を総合的に紹介しています。

「注目商品」と銘打ったこの5点は、どの書籍もその分野に精通した著者による書き下ろしであり、その知識が詰まっています。 読書の秋であるこの季節、手軽に持ち歩けるPDF版を特別価格で提供しているこの機会に、ぜひ手にとってほしい商品です。

リニューアルセール開催中!

こんにちは。オーム社 eBook eStoreスタッフの高尾です。

本日2015年11月17日から11月30日まで、オーム社eBook Storeではリニューアルキャンペーンとしてセールを開催しています! 主な対象商品はこちら!

このほか、計60点がお求めやすくなっています

買おうと思って購入されていなかった方、うっかり買い忘れていた方、紙版はお持ちでも電子版は未入手の方、何か手応えのある本を探している方。 この機会に、ぜひご利用ください!

※上記の「主な対象商品」に一部誤りがございましたので、訂正いたしました(2015-11-18 14:12)。

オーム社eBook Store の 11/17 のサービス障害についてのご報告

11/17 (火) の 14:15 から 15:20 にかけてオーム社eBook Store がご利用いただけない状態でした。リニューアルオープンの機会に eBook Store を訪れていただいたユーザの皆さまには大変ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございませんでした。

経緯

11/17 (火)

  • 11:15 リニューアルオープン
  • 12:00 eBook Store が利用しているメール送信サービスの残り送信件数が300通以下となる。代替となるサービスの選定を開始。
  • 13:10 代替サービスに必要な送信ドメイン認証の設定を行うが、一部設定が不足している状態だった。
  • 14:15 残りメール送信件数が20通以下となったため Web サーバを停止。
  • 14:30 送信ドメイン認証の残設定を実施するが、設定の不備により動作せず。
  • 15:10 設定を修正、テスト環境にて動作することを確認。
  • 15:20 本番環境へ反映、サービス再開。エラーとなっていたメールが再送されたことを確認。

原因

直接的な原因は、eBook Store で利用しているメール送信サービスの送信数が上限に達したことです。送信メール数についての見積りを誤り、当座の必要を満たせない状態のままリリースしてしまいました。また、代替案の検討や導入が遅れたこともサービス停止に至った要因でした。

今後の対策

当面は送信数の上限がない、従量制課金のメール送信サービスを利用することで突発的なメール送信の増加に対処できるようにします。また、社内の連携をこれまで以上に密にすることで、諸々の問題の解決をより素早く行えるように検討いたします。

※一部不正確な表現がありましたので訂正しました(2015-11-18 16:14)。